2009年05月02日(土)
世界同時不況 [閑話]
アメリカのサブプライムローン問題をきっかけに始まった世界同時不況は、大量生産大量消費が幸福の原点であるという、アメリカ型資本主義の終えんであるように思います。
私の友人の中にも、仕事がなくなって困ったという話をする人が何人もいて、そのたびに身につまされる思いがします。こんな話を書くとお叱りを受けることになるかもしれませんが、あえて書きます。
半年ほど前までは、地球温暖化で水没してしまう国があったり、また北極圏の氷が溶けて北極熊の生活圏が少なくなることが、問題視されていました。その原因は温室効果ガスの増加であって、全世界が協力してそれを減少させなくてはいけない、そのためには金銭取引の問題にしてでも実行すべきだ、などの議論がなされていたように思います。
それが不況になったとたんに、やれ失業率がどうの、GOPがどうのという問題にすり替わってしまいました。
よく考えてみれば、大量生産大量消費は、石油を使って大量のCO2を排出して、結果においては大量のゴミを生み出します。その大量生産大量消費を続けるために、インチキ商品(サブプライムローン)を生み出したのだという、現実の姿が明らかになっただけの問題ではないでしょうか。
私達人類は、大量生産大量消費の時代に決別して、本当の意味での持続可能な循環型世界を目指すべきだと思います。
Posted by 福田金壽 at 11時06分
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