隠居医者の独り言

フクタ皮フ科院長の「独断と偏見」によるブログです。

2005年11月08日(火)

地球温暖化 [旅行記]

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毎年11月の第1日曜日は、石垣島の島民祭りです。八重山諸島の島民が、1年に1度石垣島に集まって、祭りを楽しむのだそうです。

100年以上前の島の建物を集めて保存してある八重山民族資料館を訪ねて、島唄や島踊りを三線(さんしん)と太鼓の演奏で披露していただきました。島踊りを踊ってくれた島の“おばあ”さんが、「私が島に戻って子育てを始めた頃、今から22、23年前に、石垣島祭りが始まったサー。毎年祭りは11月の第1日曜日に決まってるサー。その頃は、ジーパンに革ジャンをはおっていたサー。それが今では、こんな夏の服装でも暑いサー。季節も変わったサー。最近は、本土にもサンゴ礁が出来てると聞いてるサー。そのうち本土が亜熱帯になって、石垣島が熱帯になって、綺麗なサンゴ礁もなくなってしまうかもしれないサー。」と説明してくれました。

また、牛の肥育農家を営んでいる友人は、「今年の2月は日照不足でマンゴーがほとんど全滅、7〜9月には風速50m級の台風が毎週のように続いたせいで、収穫寸前の石垣島バナナが全部落下してしまった。まあ牛は強くて丈夫だから良かったけどね。」と笑って話してくれました。

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更に、一方の北極では、氷が溶けて北極熊の住む環境が悪化し、南極ではオゾンホールが年々大きくなり、最近はオーストラリア上空まで広がっているそうです。

地球温暖化の影響は、大自然が豊かな熱帯・亜熱帯極地では、都会に住む我々の感じている以上に進行しているのでしょう。個人としては、出来るだけ環境に負担を掛けないような生活をする配慮をしながら、生きて行かなければいけないなと思いました。

Posted by 福田金壽 at 11時29分   パーマリンク

2005年11月07日(月)

住めば都 [旅行記]

11月2日から6日まで、4泊5日で友人と石垣島に旅行していました。目的は物見遊山と、06年石垣島トライアスロン大会出場を目標にチャレンジしていますので、その下見です。

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伊原間

石垣島の人口は約45,000人で、そのうち5,000人ほどが、温暖な気候とサンゴ礁に囲まれた風土に魅せられて、本土から住居を移して生活しておられるのだそうです。石垣島の人は、元々の島民をシマンチューと呼び、移住の人々をナイチャーと呼んで区別するのだそうです。

私の友人も、ナイチャーとして5年前に石垣島に住居を移して、今では親牛を11頭肥育する農家として生活しています。話を聞いてみますと、住んでみると、1年を通しての暑さと台風に手を焼き、友人・親戚を捨てて離島して生活することのストレスもそれなりに大きいようです。男性はその憧れが強くて我慢もしますが、男性についてきた奥さんにそのストレスが大きいような気がしました。

昔の人が言うように、所詮人間どこに住んでも、住めば都なのです。良いこと半分、悪いこと半分、結果はおんなじこっちゃ!ということでしょう。

Posted by 福田金壽 at 10時35分   パーマリンク

2005年11月06日(日)

結果考えたこと [健康管理]

人間の大脳は、目で見たもの、耳で聞いた音、鼻でかいだにおい、肌で感じたものを、脳の中で処理して、それらをまとめて記憶として留め、必要がある場合に思い起こして、自分の筋肉を通して、何らかの行動を起こして生きているわけです。

しかし、この記憶は脳の中にあるのか、また別な所にあるのか証明されていません。脳の働きは、必要な記憶を思い起こして、うまく対応することを目的とするための臓器なのです。

その他、体温、食欲、性欲をコントロールしたり、ホルモンのバランスを調節したり、運動制御は、小脳とか脳の中心部の脳幹という部分で行っています。

人間が他の動物と異なるのは、この大脳が非常に発達していることなのです。必然的に、人間の経験は良い経験ばかりでなく、いやな経験もあります。そして、性格とでも言いますか、良い経験を主体に自分の人生を組み立てて行く人(楽観的な人)と、いやな経験を起こさないように人生を組み立てて行く人(慎重な人)の2種類に分けられるように思います。

その、どちらが良いとか、悪いとか言うつもりはありませんが、それぞれ思考パターンが全然違うのです。それを、言葉という大変便利なものを使用して、生活しているのですが、頭の中に浮かんでいるイメージは、人それぞれ異なっているのです。例えば、「リンゴ」と言っても、赤いリンゴが浮かぶ人、青いリンゴが浮かぶ人もあります。英国人などは、ビートルズが出て来るかもしれません。人は会話を通して、自分の頭の中のイメージが、他人に通じたと思っていますが、全然異なるイメージが浮かんでいる人もいるのです。

このイメージが共有しやすい人を、波長が合うと言い、共有しにくい人は、波長が合わないと表現するのかと思います。この波長が合う合わないは、身体は正直ですから、敏感にとらえるのではないでしょうか。

しかし、意識は「うまくやろう」が基本形ですので、ここで矛盾が生じてきます。診察室で多くの患者さんと接していると、若くて体力があり、頭も心も柔軟性があるうちはそれでいいのですが、子供、老人はそのようには行きません。そこで、身体の弱い部分に、様々な病気を引き起こして、その矛盾を訴えているような気がしてなりません。

これまで、3人の病人(糖尿病、うつ病、認知症)と付き合ってみて、病気になってしまってからでは、完治は無理。病気とうまく付き合って行くだけ、ということがわかりました。

病気の予防を考えた場合には、(1) 筋肉を鍛える。(2) 頭を使う(前向きに考える)。(3) 気を使わない(クヨクヨ考えない)。この3つを、同時にすることが必要と考えられます。

私は、若い頃には、一時期トライアスロンに憧れたこともありました。50歳過ぎて、大変なことはわかっていますが、人生1回きりです。今出来ない事が、10年経って出来るわけがないのです。そんな気持ちもあり、来年トライアスロンに挑戦してみようと思い立って、ひそかに準備しています。これが、第4の実験となります。以後、この実験について、書いて行きたいと思っています。

Posted by 福田金壽 at 23時31分   パーマリンク

2005年11月05日(土)

結果報告その3 [健康管理]

(1) 認知症(アルツハイマー型)は山歩きで改善するか?
(2) 認知症とはどんな状態か?


夏の大変暑い時から山歩きを始めた為、77歳の老人にとっては、大変な修業のようなものだったと思います。始めの頃は、10〜15分も歩くとへたりコンでしまうのでした。そのたびに、水分補給と小休止を取りながら続けるのですが、親友の父親は決して疲れたとは言いませんでした。「暑い」とは言うのですが、「疲れた」は言わないのです。

そんなとき、私は「さすが陸軍士官学校出だね。」と言うことにしていたのです。そのおじさんは、旧制恵那中学から、昭和20年、最後の陸軍士官学校の入学生で、酒を飲んでいい気持ちになると、青春時代の思い出話が出てきていたことを知っておりましたので、そこを突破口にしようと考えたわけです。

山へ登ると、鳩吹山が恵那山になって、見下ろす可児市が恵那市になってしまうのですが、そんなことは些細なことです。そのおじさんが、いい気持ちになって山登りをして、体力をつけることが肝心だと考えて、続けておりました。我々でも、酒でも飲んで酔っぱらえば、こんあ程度のことはよくあることなのです。

月に1回、本物の恵那山に登ろうと誘って、どの程度体力が向上して来たかも調べました。とりあえず、家人にお願いして、3ヶ月間は私の思うままにさせてもらうことで、この実験3を開始したのでした。

結論から先に書きますと、3ヶ月間体力作りをした結果は、
(1) 数時間山歩きを続ける体力がつきました。
(2) 死んだ魚のような目をしていたのが、明らかに生き生きしてきました。
(3) しかし、家の中では相変わらず、「何もやる気がせん」と言って、家人を困らせています。これは、急には変わりませんでした。
(4) (1)〜(3)の結果、奥さんには「おぬしに言われてやりたくない」と反抗的な態度が多くなったと言われました。
(5) 酒は、酔っぱらって一度大変であったことが理由でやめさせられ、たばこも家の中で数回畳を焦がした為中止させられていたのですが、私が山へ連れ出して、「好きなものはやった方がいい」と言ってからは、たばこも吸っていましたし、恵那山登山の後に温泉に入ったときには、酒も飲んでおりました。でも、おじさんは、家の中ではたばこも酒も飲まなかったのです。これを見て、おじさんはちゃんとわかってやっているのだな、と私は判断しました。

土地勘についても、自分の住んでいる町を中心に、10kmくらいは完全に掌握しているのですが、それを離れると急激にダメになります。この点については、小学校低学年の子供と思えばいいのです。

以上の事実から、この実験を10月31日をもって、ひとまず終了するにあたって、おじさんと家族(奥さんと娘)に山へ来てもらい、以下のアドバイスをしておきました。

1、家の中にこもらないで、普段から天気の良い日には、朝8時から10時頃までは、近所で歩くようにして下さい。

2、奥さんには、「ああしろ、こうしろは言わないようにして下さい。言いたくなったら、おばさんがおじさんから離れるようにして下さい。要はほかっておけばいいのです。手を出して口を出すから、良くないのです。」とアドバイスしておきました。

3、娘さんには、「年寄り2人だけにしておくと、どうしても喧嘩になってしまうので、たまに時間を作って、山歩きに誘ってあげて下さい。自宅から半径10kmまでは土地勘は正確だと思いますが、それ以上の場合はたぶん狂います。でも、そんなこと気にせんといて下さい。」と言いました。

4、酒・たばこについては、本人にも私が「適当に上手にやっときゃあ」と言ってありますので、酒は飲み過ぎない程度、たばこは自宅外で吸っている程度には、問題なしとして下さい、と伝えました。

以上、よく考えてみますと、どこかボケているのですが、おじさんは、ちゃんとうまくやっているのです。やりたくないことはやらないし、やりたいことはやっているだけです。あと長くもない人生です。自分の生まれた家で、家族に囲まれて、人生を終えてもらいたいと思っています。

Posted by 福田金壽 at 21時27分   パーマリンク

2005年11月04日(金)

実験その3 [健康管理]

(1) 認知症(アルツハイマー型)は山歩きで改善するか?
(2) 認知症とはどんな状態か?


以前から週に数回、友人と酒を酌み交わしています。平成17年6月の頃、次の実験患者は誰でしょうネとの話題が出ていました。いたのです。それは、高校時代からの親友の父親(77歳)だったのです。最近、父親が認知症(アルツハイマー型)と診断され、何もやる気がないと言って家の中に閉じこもり、その為に母親のストレスがたまって大変なんだワの一言から始まったのです。私も、親友の父親で、自分の父親のような気分でもありました。

今までの経験から、これはこのまま放置すれば、きっと悲惨な状態になると思い、すぐに家まで押しかけて、「おじさん、今、糖尿病とうつ病の患者と、山歩きをしとるんだワ。両者共に良くなっとるけど、おじさんも参加せんかね?」と誘ってみました。普段は、「オレは何にもやる気がせん。」と開き直って、家人の言うことにはスネていたのですが、私が息子の親友であり、昔からの顔見知りであることも手伝ってか、2つ返事で「行く!」ということになりました。

介護認定2と判断され、週2回ディサービスに通っていましたし、年齢等も考えて、週2回、糖尿病の友人に迎えに行ってもらい、山まで連れてきてもらって、山歩きをすることになりました。

私は、認知症もうつ病と同じで、何らかの原因でやる気がなくなり、それにつれて体力もなくなり、その悪循環が病気を進行させて行くものと考えていました。その悪循環を断ち、酔い状態に持って行く為には、本人がやる気を出して、体力がつけば、後は自身の体が治してくれると思っていたのです。それを証明してみたかったのです。

ご存知のように、アルツハイマー病は大脳皮質が薄くなって、いわゆるボケ症状が出現して、ついには廃人同然になる病気と言われていますが、大脳皮質が薄くなるだけなら、水頭症と同じではないでしょうか。水頭症の人の中には、普通人と同様の生活をしている人もいるのです。人が人としての尊厳を持って生きることと、大脳皮質が薄っぺらになることと、直接の関係はないと思っていたのです。

Posted by 福田金壽 at 20時45分   パーマリンク

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福田金壽

生まれ故郷の江南市布袋町で、皮膚科医院を昭和57年に開業しました。その間、数多くの人々の所謂「生老病死」に医者として関わってきました。
私なりの「独断と偏見」の人生観が出来上がってきたようですので、隠居医者の独り言として、記録に残してみようと思います。

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