2006年03月30日(木)
五条川さくらだより No.6 [地域情報]
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2006年03月29日(水)
2006年03月27日(月)
カタクリ群生地 [旅行記]
岐阜県可児市木曽川左岸上田地区、鳩吹山北斜面のカタクリ群生地です。
カタクリはユリ科の植物で、雪解けを待って出てくる春の山菜の一種です。花が咲くようになるまでに10年位かかります。
こんな平地に群生することは極めて稀ですが、ここは昔、氷場と言って天然の氷製造場があったくらいなので、冬は厳しい寒さの所であったと想像できます。
今はやはり地球温暖化の影響でしょうか、冬でもそれほどの厳しさはありません。
毎週2回ほど山登りを楽しんでいますが、普段はほとんど人影はありませんが、この時期はカタクリの群生をひと目見ようと、多くの観光客が来られます。
Posted by 福田金壽 at 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
五条川さくらだより No.4 [地域情報]
Posted by 福田金壽 at 08時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2006年03月26日(日)
医師の倫理 [診察室より]
富山の市民病院で、外科部長が終末期患者の人工呼吸器を外した行為について、安楽死か尊厳死か、それとも事件なのかという問題が出ていました。
私も大学病院では、ガン患者さんを担当することが多かったので、その時の経験をもとに一言いわせていただきます。
まず、治療の経過から考えてもらいます。苦しんでいる患者さんに対して、人工呼吸器を装着すれば、すぐに呼吸が楽になりますから、本人も家族も大喜びします。この時点では、本人もまだ生きる希望が残っています。
しかし、ガンはだんだん進行していきます。痛みや様々な苦痛が本人に襲いかかります。この時点で、本人の意思表示はほとんど出来なくなります。家族もこの様な状態が1ヶ月も続くと、それぞれの仕事・家庭にさまざまな問題が発生します。当然、意見の違いが出てきて、一枚岩ではなくなります。
さあ、こうなった時点で、誰がどのようにして、人工呼吸器を外す提案をするのでしょうか。よく考えてみて下さい。
医者の立場からすれば、家族全員が納得して、医者に書面で以て意思表示をしていただけば、一番助かります。しかし、家族の中でその役目を担うのは誰でしょうか?
損な役目を引き受けるのはイヤですから、思っていてもほとんど言い出す人はいません。その間も、患者さんの苦しみは続くのです。患者さんはヘビの生殺し状態ですが、それでも臨終を迎えるまで生きなければならないのです。この事にどれだけの価値があるのでしょうか?よく考えていただきたいと思います。
診察中に患者さんと、この時について話をすることがあります。すると、多くの人は私は延命治療を希望しない、人工呼吸器など装着しないでほしいと言いますが、自分の身内が苦しんでいたとすると、人工呼吸器を着けて楽にしてやってほしいと言います。このように、人間は立場立場で意見や考え方が変化するものなのです。
この問題を法律をもって対応出来るようにしていただけば、多くのお医者さんは、現場で悩まなくてもよくなりますから、国会議員の先生方も、オッチョコチョイ議員のメール懲罰などいいかげんにして、この問題に何らかの解決を与えて欲しいと思います。それが出来ないのなら、医師の倫理にゆだねるとしておく方が現実的と思います。
私はこの外科部長の取られた態度は、立派であると判断します。一番心配することは、問題が大きくなって、この立派な先生が医者に嫌気がさして、医者そのものをやめてしまう、ということにならないように、ということです。
Posted by 福田金壽 at 15時00分 パーマリンク トラックバック ( 2 ) コメント ( 3 )
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