2006年11月07日(火)
腎臓移植 [診察室より]
今マスコミでは、宇和島徳洲会病院の腎臓移植について、盛んに報道がなされています。私は、この先生の取った行動について、次のように考えます。
現在、血液透析を受けている患者さんのほとんどが、可能ならば腎臓移植を希望しておられることと思います。私にも、糖尿病から腎不全となり、透析を受け、更に母親から生体腎移植を受けて、現在は立派に社会復帰している従兄がいますが、そんな姿を見ていると、移植手術を受けて本当に良かったなと思っています。
透析を受けている患者さんやご家族には、移植を希望する気持ちがつのって行くことも理解できます。しかし、我が国においては臓器提供が少なく、海を渡って腎移植を受けられる患者さんがおられることも事実です。
その一方では、病気治療の為に、腎摘出を行う必要が生じた患者さんも、全国的にはたくさんおられることと思います。そこで、この先生が、本来は摘出して廃棄処分されるべき腎臓を利用して、移植を希望しておられる患者さんに移植した、という話とするならば、これは美談ですワ。これを、医者個人が勝手に決めて行うことが、医の倫理に反しているという意見もあるようですが、そういう話になれば、医師会・学会・厚生労働省も、ガイドラインを作ってきちんと対応するようにしていない点において、同様に非難されるべきだと思います。
日本の移植医療は、30年以上前に札幌医大で始まりました。いつの時代でも、パイオニアの先生には、ガイドラインはなく、医の倫理という批判にさらされなければなりませんでした。そのために、医療現場では手がすくんで、世界から遅れてしまった面もあるように思います。その結果として、多くの日本人が死んで行ったことも事実でしょう。
医療技術は、日進月歩です。それに合わせて法整備することは、難しい問題もあると思いますが、医の倫理という名の後出しジャンケンのようなもので、パイオニアの先生のやる気をなくすようなことではなく、誰もが納得できる明確なガイドラインを時代に合わせて作って、医者にも患者さんにも大きなメリットがあるようにしていただくことが、日本の移植医療の発展につながるのではないでしょうか。
Posted by 福田金壽 at 20時05分 パーマリンク
2006年10月29日(日)
諏訪湖ハーフマラソン [活動記録]
今年、佐渡国際トライアスロン大会で、ミドルタイプに参加してみて、来年はロングタイプに出場しようと思ったことが始まりで、春までにフルマラソンを走り切るだけの体力をつけようと、トレーニングを増やしたのが9月中旬でした。途中で無理がたたって、ギックリ腰になったりしましたが、それも完治して、今日はハーフマラソンを走りました。
21.09kmを途中歩くことなく完走すること、出来れば、2時間を切って完走することを目標としてスタートしました。コースは、諏訪湖ヨットハーバーを出発して、周回道路を4kmほど走り、諏訪湖を反時計回りに1周して、ヨットハーバーに帰ってきます。
出発して15kmまでは、まずまずのペースで走ることができましたが、その地点から足に違和感を覚え、スピードダウンしました。その結果、目標の1つの歩かず完走することは達成できましたが、残念ながら時間は5分ほどオーバーしてしまいました。それでも、自分なりにたいへん満足しています。
この先、フルマラソンを完走できるまでには、まだまだ修業が足りないことを思い知らされた1日でした。天候に恵まれ、いつものように多くのボランティアの皆さんや、沿道で応援してくださった皆さんや、多くのランナーの皆さんと、大変すばらしい1日を経験できたことに感謝しています。
Posted by 福田金壽 at 17時31分 パーマリンク
2006年10月10日(火)
北朝鮮について [閑話]
ミサイル発射実験、核爆発実験と、おとなりの北朝鮮では、何かと物騒な話題が続いています。私から見れば、太平洋戦争前の日本が、そのまま北朝鮮に残っているように思えます。幸いにも、我が日本国は太平洋戦争に敗れて、民主主義国家への移行がうまく行き、現在の繁栄がもたらされました。
視点を変えて、朝鮮半島ならびに民族の方々の視線で以て、歴史を見たらどうなるでしょうか。日露、日清戦争では、隣の大国の戦場となりました。更に、日韓併合ではからずも日本の植民地となり、太平洋戦争が終われば、引き続いて、米対中ソの代理戦争の朝鮮動乱、更に、38°線による分断国家となり、現在に至っているのです。
それを、少々平和ボケした日本が、けしからんとか何とか言っても、所詮聞く耳はないでしょう。満州国建国に際して、国際連盟を脱退した日本と同じです。
この先はどうなるかわかりませんが、歴史は繰り返されるだけなのです。アメリカの後ろ盾を信じて、あまり強硬な発言をしていると、気が付けば後ろ盾のアメリカがどこかに消えてしまった、ということが起こらないかと、私は心配になります。
Posted by 福田金壽 at 22時28分 パーマリンク
2006年10月09日(月)
魔女の一撃 [健康管理]
さてさて、良いことばかりは続きませんワ。朝起きて、犬の散歩に行き、地面に落ちたリードを拾い上げようとした瞬間、腰にズキーンと一発来ました。以前にもやった、ギックリ腰の再発です。
考えてみれば、このところ一週間位、運動量も増えているのに、酒を飲む機会も増えて、体が悲鳴を上げたのでしょう。
こうなったら、ジタバタしてもしょうがありません。神様が安めと言っているのだと考えて、運動と酒を控えて、体を休めることにします。
Posted by 福田金壽 at 20時10分 パーマリンク
2006年10月08日(日)
虹のお出迎え [旅行記]
安曇野マラソン大会(10km)に出場するため、長野県安曇野市までやってきました。高速道路から常念岳(2857m)を眺めていると、両わきに虹が架かっているのが見えてきました。
それが、高速道路を降りて、大会会場に近づいた頃には、みごとなアーチ状に虹が完成していたのです。常念岳をバックにして、秋晴れの空に架かったみごとな虹を見ているだけで、ここまで来て良かったと感激しました。虹のでき始めから、完成するまでを、デジカメで撮りました。
もう一枚は、乗鞍岳から白骨温泉へ向かう林道で見た虹です。一日のうちに二度も見ることができて、大感激でした。
Posted by 福田金壽 at 19時15分 パーマリンク
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