ニキビと吹き出物

鈴木真理著『素肌美人になる本』(チクマ秀版社)より抜粋

ニキビと呼んでもいいのは十代までで、二十過ぎたら吹き出物と呼ぶ、という話を聞いたことがあります。しかし皮膚科ではどちらも尋常性座瘡と言い、同じものなのですが・・・。

違いがあるとすれば、十代のころは皮脂がその主な原因であったのに比べ、二十代以降は皮脂の分泌が減少方向にある中で、お化粧する頻度が高くなってくるため、化粧品が原因となってにきびができることが、多くなるということです。

二十代前半は、まだ皮脂の分泌が充分あります。それなのに美容液、クリームと併用していれば、油分の与え過ぎになってしまうことになります。オイルフリーの乳液を使ったり、美容液を使うなら乳液を使わないなど、自分がどういう化粧品を使っているのか考えて、油分を減らす工夫をするといいでしょう。

また、最近UVカットとか、美白、老化防止など、機能性を訴える化粧品が増えてきています。つい、その化粧品を使ってさえいれば、美しい肌を保てると誤解して、脂性肌なのに油成分の多い化粧品を、たっぷり使うといったことをしてしまいがちです。

こうしたことから考えると、十代を過ぎたニキビは、自分が作っていると言ってもいいのではないでしょうか。そして、自らへの戒めも込めて「吹き出物」と呼ぶなら、それなりに意味のあることかも知れません。

言ってみれば食生活を含めて、ニキビ、吹き出物はあなたの肌の、健康のバロメーターの役割を果たしてくれているのです。