いろいろあるかぶれの原因

鈴木真理著『素肌美人になる本』(チクマ秀版社)より抜粋

かぶれとは、肌が何かの外的刺激を受けて、炎症を起こしている状態を言います。チリチリ、ヒリヒリした後にかゆみが出て、肌がほてってきます。ひどくなると灼熱感があって、水ぶくれができることもあります。かぶれには刺激によるものと、アレルギー機序によるものがあります。刺激性のかぶれでは、濃度を薄めていくと反応は出なくなりますが、アレルギー機序によるものでは、かなり薄い濃度まで反応が残ります。

かぶれを起こすものが何なのかですが、個人差が激しく、これだと特定するのはとても難しいことです。一般にかぶれやすいと言われる漆で、何ともない人も多いですし、他の誰もかぶれないものでかぶれる人もいます。その人にとってのアレルギー物質が、かぶれを起こすのです。かぶれの原因を知るために、パッチテストと言う検査があります。パッチテストは、化粧品を少量ずつ、上腕内側あるいは背中に48時間貼り、除去後1時間と24時間後に、皮膚反応を見るという検査です。貼った部位が赤くなったり、ブツブツが出たり、腫れたりしたら陽性です。自分で化粧品が合うか合わないかを確かめる方法としては、前腕の内側に化粧品を3日間つけ続けて、かゆくなったり赤くなったりしないかを、見るというのがあります。

お化粧をしていてかぶれを起こしやすいものとしては、香料、色素、防腐剤などの成分、あるいはそれらの成分が紫外線に当たって、光毒性物質に変わったものなどが挙げられます。かぶれの原因は、人により実にさまざまです。あなたが調子良く使える化粧品でも、他の人にはかぶれを起こしてしまう原因にもなりかねません。化粧品の貸し借りはやめ、自分の肌に合った化粧品を選ぶようにしましょう。