くすみの悩みを解消する

鈴木真理著『素肌美人になる本』(チクマ秀版社)より抜粋

肌が透明感を失った状態を、くすみと言います。ただし、肌の病気というわけではないので、医学的にこれといった説明はされていません。

その原因は実にさまざまです。肌が汚れている、血行が悪い、シミやソバカスなどの色素沈着の前段階のとき、そして体調が悪かったり、睡眠不足、タバコの吸い過ぎ、疲れ、精神的な落ち込みでも、肌がくすんできます。

肌が汚れている場合で多いのが、ファウンデーションなど油分が残っていて、ほこりと混ざっていることです。その意味からも、きちんとクレンジングすることは、大切なのです。

くすみは表面的な現象で、くすんでいたりいなかったり、その日によって違いますし、「きょうは顔色がさえない」と、お化粧でカバーできてしまうために、簡単に考えがちですが、実はお肌がSOSを出しているという場合があるのです。

そのひとつが老化のきざしです。三十五歳前後から、皮脂の分泌量が減って、乾燥肌に傾き始め、角質層が厚くなり、水分が不足して、潤いやはりが失われてくるのです。

手当ての仕方としては、肌の保湿に心掛けることが第一です。きちんと洗顔をしてから、肌に水分を与え、潤いを保つ基礎的な手入れをします。

くすみは病気ではありませんが、肌が健康な状態ではないということです。