小じわ、たるみを防ぐ方法

鈴木真理著『素肌美人になる本』(チクマ秀版社)より抜粋

朝起きて、鏡の中の自分の顔に小じわを発見する。女性にとって、こんな恐ろしい一瞬はありません。

歳をとれば出てくるものと、若いころは油断していたり、ある年齢になると達観して(あきらめて?)しまう方もいるようですが、どうしてどうして、毎日のお手入れ次第で、小じわやたるみは、防いだり目立たなくすることができるのです。

紫外線は皮膚の老化を進め、小じわを作る原因となり、小じわはやがて深いシワとなってしまいます。サンスクリーンなどで、紫外線から肌を守ることがまず必要です。

次に、皮膚の乾燥によっても、小じわは作られます。皮膚が乾燥するのは、皮脂の分泌が減って、保湿機能が衰えてくることによります。ですから化粧水、乳液、クリームなどで水分と油分を適度に与えて、肌の潤いを保つことが、小じわを防ぐために大切なのです。

手順としては、化粧水で肌を整えて、乳液やクリームでモイスチャーバランスを保つようにします。これで小じわはできにくくなりますし、できても目立たなくすることができます。

たるみは、肌が弾力を失った状態です。小じわも、たるみが原因で生じていることがあります。肌の弾力を保っているのは、真皮と呼ばれる部分です。表皮の下にあって、膠原腺維と弾性腺維からでき、血管、リンパ管、神経、毛根、汗腺、皮脂腺などが、網目のようにめぐらされています。

このことから、食事と睡眠で充分な栄養を与えて、新陳代謝を活発化することで、肌を生き生きとさせ、たるみを防いだり改善したりできることがわかります。

また、弾力腺維、つまりエラスチンを変化させて、老化を促進させるのは、紫外線です。ですから、紫外線から肌を守ることが、とても重要です。

真皮の毛細血管の、血行を良くするためマッサージをすることも、新陳代謝を活発にする効果があります。ただし、ニキビや肌荒れ、アトピーのある人は、かえってトラブルの原因となりますから、要注意です。

バランスの取れた充分な栄養は、体の内側から肌を美しくします。五大栄養素と言われる、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを、まんべんなく摂るようにしましょう。特にビタミンAやタンパク質は、肌の保湿機能に大きな役割を果たしています。これらが不足すると、肌の水分が奪われ、乾いて固くなります。肌がカサカサになって、弾力がなくなってしまうのです。

いくらお化粧でがんばっても、肌そのものが力を失ってきては、回復もカバーもしようがなくなってしまいます。

ダイエットに取り組んでいると、この栄養バランスを崩しがちです。美肌というと、ビタミンCさえ摂っていれば、というイメージを持つ人もいるようですけれど、五大栄養素がそろってこそ、健康で美しい肌、たるみや小じわなどない肌を作り、保つことができるのです。